現状の教育について

英語の聞き取りは学習者にとって一番の難関とも言われるほど難しいものです。英語とは 単に聞けばよいものではなく、音のつながりの法則を理解して練習しないと全くものには なりません。その法則とはリエズンといわれる音の消去は同化などを言います。英文は書かれて いる内容そのままで話されているのではありません。様々に音が変化し、原型の英単語とは 全く違った音に変化していることもあるので、何も知らずにトレーニングを聞きっぱなしで 行ってもいつまでたっても聞き取れるようにはならないのですよ。

リエズンの法則を知ろう

語尾T音に関して
1. 次語が母音で始まる場合、TがRに変化してつながる。
2. 次語がローマ字読みでつながる場合はつなげて読まれる
3. 続けて読まれない場合、文末をのぞいて弱く、または消去される
4. 語中の場合もR音に変化する

例.
1. what I → wha rai → ワライ
2. what you → wha tyou → ワッチュー
3. I didn't know. → didn'(t) → ディドゥン

1.に関して
Iが母音頭なので、T音がRに変わり「wha rai(ワライ)」と発音されます。他にも met a personが「me ra(メラ)」といったように変わります。アメリカ英語の場合の 法則にのっとって説明していますが、イギリス英語の場合はT音からダイレクトに次 の母音につなげて読まれます。例「Wha tai(ワタイ)」

2.に関して
語尾と語頭をローマ字表記して読んでつながる場合はつなげて読まれます。 what youはワットューなのでワッチューといった感じです。このリエズンは T音に関わらず、pやdなど語尾と語頭がつながる場合、ほぼ全般的に当てはまる 法則です。

3.に関して
ローマ字読みしてもつながらない場合などはほぼ消されます。(イギリス英語の場合 は発音します)なので、didn'tはディドンと発音されます。この法則の難しいところは 文章が否定の場合です。t音が発音されないので、語尾のn音が聞き取れないと肯定なのか 否定文なのか判断できなくなるケースが多々あります。didn'tのようなときは周りの語順 から判断できますが、can't、shouldn'tなど助動詞の場合にわかりずらくなるので 聞き取りのネックにもなってきます。ただ助動詞の場合、肯定文は助動詞が主語、動詞 より弱く読まれ、否定のときは主語、動詞より強く読まれる傾向がるので、その音の 強弱から判断するのも手になります。

4.に関して
responsibility、prettyなど語中にTがある場合、アメリカ英語ではTをR音にして 発音します。ですので、レスポンスィビリリー、プリリーと聞こえます。イギリス英語 の場合ははっきりT音を発音します。読まれ方でいうとイギリス読みのほうが日本語 読みに近いですが、イギリスではアメリカでは使わない英単語などがたくさんでるので そちらが学習のポイントにもなってきます。

H音に関して消去の仕方を知ろう

H音は前の語とつながるときはもちろんですが、つながらないときでもh音が消去される ことが多くあります。h音が欠落して前の語尾とリエズンするとかなり聞き取りずらくなったり 音がまったく同じ単語が2つでてきたりもします。文脈からどの語なのか考えないといけない こともあるので、文章全体を聞き取れないとわからないときもあります。

例.
him / here / her / help
what he → wha ri- →ワリー
come here → co mere → カミアー
met her → me rer → メラー
can help → ca nelp → キャネルプ

1.に関して
前述のT音がR音にかわる変化と合わさります。himはhを消すとim(イム)となります。 母音頭になるのでwhatのtがRに変化し、wha ri-ワリーと読まれることになります。

2.に関して
hereはh音を消すとere(イアー)でこれも母音頭になるので、前のcomeのM音からつなげて co mere、カミアーと発音されます。

1.と同じくh音を消すとherはer(アー)。語尾TをR音に変えて読むので me rer、メラーと 読まれます。

こちらもh音を消去するとelp(エルプ)。母音頭なので、前のcan語尾N音からつないで ca nelp、キャネルプと読まれることになります。

特殊なリエズンを知ろう

音のつながりでもちょっと変わったものもあります。通常は語尾から音がつながる パターンが多いのですが、語尾の1語前の音からつながる場合があります。代表例は NTやNDが語尾の場合、またはntで終わるときなどが上げられます。

isn't itを例にすると、ntで終わっているので、Nからつなぎ、イズニッ、と 発音されます。don't、didn'tや助動詞の否定などの後ろに母音がきたときは ほとんどがこのパターンでつながります。

NDの例をあげると、found himはhimのH音を消去し、imに。次にfoundがndで 終わりなので、nからつないでfou nim(ファウニム)と発音されます。

短い「イ」の音の法則

短い「イ」は「イ/エ」の中間音というこちらは発音の法則もあります。 前述のfound himはこのルールも加わり、foun em(ファウネム)と読まれたりもします。 この法則は短いイの音にあてはまるので、inがエンと聞こえたりします。andは「ア/エ」の中間音なので 同じく「エン」に近い音で読まれるので、文脈からどちらなのか判断する 必要があります。

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